越後交通・長岡線の記録


この鉄路に再び列車が通る日は来るのだろうか…
旧上与板〜与板間



「何故ここにレールがあるのだろう?」

小学生の頃の私が思った素朴な疑問。
私が生まれて初めて見た廃線跡…それが長岡鉄道、後の越後交通長岡線でした。
来迎寺〜寺泊間、全長39.2kmのその路線は
私が生まれてあまり時間が経たないうちに廃線になりました。

本来であれば長岡に接続する予定でしたが、
信濃川を越えるために800〜900メートルの鉄橋をかけなければならなかったのです。
工事費用も相当な金額がかかることもあり、頓挫してしまいました。
その為、中心地から外れた来迎寺へ接続せざるを得なくなってしまいました。
結局長岡駅への接続を果たせぬまま、廃止となりました。

もし長岡駅まで接続していたら、
今でも元気に田園風景の中をのんびりと走っていたかもしれません。
あくまでも「…たら」「…れば」の話となってしまいますが…。

廃線跡の写真を目にするようになって思ったことがあります。
「現役当時の写真が見てみたい…」
しかしながら、なかなか見つかりませんでした。
栃尾線の写真は規模の大きいナローゲージの路線だったこともあり、
たくさんの方々が記録していて、本やHPで見かけることがあっても、
長岡線の写真は全くと言ってよいほどなかったのです。
そんな時に、親戚のおじさん(鉄道愛好家)に聞いてみたところ、
長岡線の写真をたくさん撮って保管していたのです。
そのアルバムを見たとき、とても感動しました。
しばらく食い入るように見ていました。お宝を見つけたかのように。
嬉しくて嬉しくて仕方がありませんでした。

そして今回、了解を得た上で写真を公開することにしました。
快く了承してくれた親戚のおじさんに大変感謝いたします。

あえて解説は入れていません。
そのままゆっくり鑑賞していただけると嬉しいです。
古き良き時代を感じてみてください。
それでは、どうぞ。


モノクロームの世界 総天然色の世界

さよならの日

<後日写真追加する予定です>

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